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令和3年(2021)12月市議会 一般質問

  • 工藤けいこ
  • 2021年12月17日
  • 読了時間: 8分

更新日:7月31日

今回の市議会では、地域経済を元気にすること、安定した財源をしっかり確保すること、そして未来の地球環境を守ること

みなさんの暮らしに関わる大切なテーマについて質問させていただきました。


特に、市が持つ資産を賢く活用することや、ネーミングライツなど新しい広告収入の仕組みを取り入れることは、限られた予算の中でも、市民のみなさんが安心して暮らせるサービスにつなげていくためのカギになると感じています。日々の暮らしを支える施策だからこそ、しっかりと前を向いて進めてまいります。


環境への取り組みにも、たくさんの思いを込めました。水辺のクリーンアップキャンペーンの成功に加え、コンタクトレンズの空きケースリサイクルのご提案など、環境を守る活動がもっと身近に感じられるような、そんなきっかけづくりを大切にしています。「自分にもできるかも」と思える、優しい一歩が広がっていくことを願っています。


南花台団地の再生事業についても、みなさんから寄せられたお声をしっかり受け止めながら、「住みたい」「帰りたい」と思える魅力あるまちづくりをめざして、着実に歩みを進めていきます。

この場を借りて、応援してくださるみなさんに心から感謝いたします。


これからも、みなさんの声をしっかりと市政に届けながら、「ここに住んでいてよかった」と思っていただけるまちを、一歩一歩、誠実に築いてまいります。



主な質問・再質問と答弁内容(要約)


件名1.活気ある河内長野市を取り戻す活動について


昨年より続くコロナ禍によリ疲弊した地域経済を活性させる為、市が保有する資産を活用する必要があると考えます。


  • 質問(工藤):市役所のモックル・フルル広場等、市が保有する土地を市内事業者に貸し出し、イベント等に役立ててもらってはどうかと考えますが、市の見解をお尋ねします。

    • 答弁(総務部長):モックル・フルル広場は、庁舎火災時の消火・救助活動のための活動空地の確保や、行政運営・食堂運営事業者への影響を慎重に検討する必要があるため、現在は長期的な貸付けは実施しておりません。しかし、地域経済の活性化や新たな財源確保の重要性は認識しており、先進都市の事例を参考に研究してまいります。


  • 再質問(工藤):モックル・フルル広場は、市庁舎移転の際にどのような思いでつくられたのでしょうか。

    • 答弁(総務部長):庁舎本館が8階建てであるため、火災時などの避難の際に、はしご車等が活動する一定の空地、活動空地として確保されており、普段は憩いの場として活用していただいております。


  • 再質問(工藤):モックル・フルル広場の木陰で、夏場、涼まれたことはありますか。

    • 答弁(総務部長):たまに、昼休みなどに利用させていただいております。


  • 再質問(工藤):キッチンカーに限らず、雑貨や農産物の販売などで、モックル・フルル広場を活用していただけたらいいなと思うのですが、いかがでしょうか。

    • 答弁(総務部長):コロナ禍でキッチンカーのニーズが高まっていることもあり、ご提案いただいたような移動販売による賑わいの創出について、課題を検討した上で、社会実験的に実施してみたいと考えております。


  • 再質問(工藤):モックル・フルル広場以外の場所、例えばキックスの正面玄関前などの活用はいかがでしょうか。

    • 答弁(生涯学習部長):キックスも消防活動の空地が必要であり、駐輪場も少ないため、すぐに何かを実施することは難しい状況です。しかし、国際交流協会が道を挟んだ空き店舗を活用してキッチンカーを置くなどの工夫もされており、有効な手段だと考えておりますので、モックル・フルル広場の動きと併せて、今後研究してまいります。



  • 質問(工藤)市民サービスを向上させる財源を増やす為、ネーミングライツをはじめ市の資産で広告収入を得る手法を強化してはどうかと考えるが市の見解をお尋ねします。

    • 答弁(総務部長):ネーミングライツをはじめ、広報紙や市ホームページ、庁舎内の案内板、窓口封筒など、様々な有料広告事業に取り組んでおります。今後も新たな広告媒体の発掘や周知を進め、財源確保に努めてまいります。


  • 再質問(工藤):ネーミングライツ募集のお知らせの発信は今もされておられますか。

    • 答弁(総務部長):ホームページ等では行っておりますが、コロナ禍で営業的な活動は一時停滞している状況です。


  • 再質問(工藤):ホームページの募集要項の期間が令和元年7月1日から令和元年7月31日となっており、もうその時期は過ぎているので、PDFを書き直して随時募集と書いていただくか、もしくは、「第2期ネーミングライツ大募集」という感じで市から働きかけていただいたらいいかなと思うのですが、いかがでしょうか。

    • 答弁(総務部長):さらなる営業的な活動として、商工会などにも情報をお伝えし、簡単な資料やチラシなども作成してアピールするなど、さらなる財源確保の方策として、いろいろ考えていきたいと思っております。


  • 再質問(工藤):ほかに財源確保に頑張って、こんなこともやっているよというPRが何かありましたらお願いします。

    • 答弁(生涯学習部長):シティマラソン大会では、通常の協賛金が前回の倍以上となり、今回初めて特別協賛として、ゼッケンに企業名を入れることでスペランツァ大阪様から80万円の協賛金をいただき、スペランツァのロゴマークを入れたゼッケンを作成しております。




件名2.持続可能な地球環境に寄与する河内長野市に


  • 質問(工藤):先日行われた水辺クリーンアップキャンペーンの実績についてお尋ねします。また、モックルコインを活用した、自治会や団体の活動状況についてお尋ねします。

    • 答弁(環境経済部理事):水辺クリーンアップキャンペーンは、道の駅奥河内くろまろの郷と石川落合橋の2会場で実施し、計426名にご参加いただきました。モックルコインの付与により、例年の約4倍の参加者数となりました。モックルコインは、自治会やまちづくり協議会が指定した事業の参加者にも付与しており、令和3年11月末時点で80団体から140事業の申請があり、そのうち清掃や植栽に関わる活動が約4割を占めております。これにより、モックルコインの付与が住民の環境保全活動への参加及び意識啓発につながると考えております。


  • 質問(工藤):市民の方々に向けた啓発の取り組みについてお尋ねします。

    • 答弁(環境経済部理事):今年度より、温室効果ガスの削減に資する施策として、COOL CHOICEの普及啓発に重点的に取り組んでおります。英語村での講座開催や放課後子ども教室での環境学習、駅舎での公共交通機関利用促進に係る啓発ポスター掲示など、様々な機会を捉えて積極的に啓発に取り組んでおります。今後も啓発事業をはじめとして、地球に関する市民意識の向上と、環境の保全に向けた施策の一層の推進に取り組んでまいります。


  • 再質問(工藤):今回提案があるのですが、これが何かお分かりになりますか。

    • 答弁(環境経済部理事):使い捨てコンタクトレンズの空きケースかと思います。


  • 再質問(工藤):使い捨てコンタクトレンズの空きケースについて、メーカー問わずポリプロピレンという単一素材でできており、リサイクル効率も良い素材です。コンタクトレンズ販売会社が「つくる責任、つかう責任」で回収しており、エコプロジェクトという名称で10年前からリサイクルに取り組んでおられます。現在、2021年8月時点で20の自治体が参加しているとのことですが、河内長野市が回収を始めることで、市民の方になぜリサイクルが必要なのか、プラスチックごみ問題等に興味を持ってもらうきっかけをつくりたいと思うのですが、いかがでしょうか。

    • 答弁(環境経済部理事):ご提案いただいたきっかけづくりは非常に重要なことと考えております。水辺クリーンアップキャンペーンと同様に、コンタクトレンズの空きケースについても、気づきにとっては非常に重要であると認識しております。

    • 要望(工藤):ぜひぜひ取り組んでいただいて、こちらの回収も開始していただけたらなと思います。COOL CHOICEについても、言葉だけでは伝わりにくいので、子どもたちの教育の中から大人に伝わるような取り組みを、市ができることをどんどんやっていっていただきたいなと思っております。




件名3.本市における団地再生事業について


  • 質問(工藤):UR南花台団地集約事業の進捗状況についてお尋ねします。

    • 答弁(総合政策部長):住戸4棟と給水塔の一部を残し撤去が完了しており、令和4年度中には全ての施設撤去が完了する予定です。跡地については、まちの活性化と魅力向上を図るため、サッカースタジアムの整備と公園の再編に向けた取り組みを進めております。今年度は、事業内容の検討と併せて、説明会や公聴会、アンケート等を実施し、地域の皆様への情報提供と意見収集を行い、課題の整理とその解決策の検討を進めております。アンケートでは約8割の方がサッカースタジアムの整備に期待を寄せておられますが、交通問題をはじめ多くの課題も提示されております。今後も課題解決に向け、必要な説明会やワークショップ等を重ね、地域の皆様のご理解を十分に得ながら、慎重に取り組んでまいります。

    • 要望(工藤):公園再編については慎重に、まず満足いただける公園を仕上げてから集約、減らしていくという方向に取り組んでほしいなと思っています。11月28日の南花台公園の未来予想図づくりワークショップに参加はできませんでしたが、自宅近くの既存公園を利用しない理由が全世帯で「魅力がない」と書かれていると聞いております。魅力ある公園づくりのために、あと4回ワークショップを企画してくださるということですので、市民の皆様と一緒に魅力いっぱいの公園を造っていきたいなと思っております。私が聞いている要望もインクルーシブ公園というのも何年も前から聞いていたりしましたので、そこも含めて、また要望させていただきます。

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